はじめてのAI

「AIに何を聞けばいいか分からない」人のための最初の10分

「AIが便利らしいのは分かった。でも、何を聞けばいいのか分からない」

いちばん多い声です。そして、まったく自然な反応です。使い道が思いつかないのは、あなたの問題ではありません。

検索は「調べたいことがある」ときに開くものでした。AIは違います。調べたいことがない状態から始められる道具です。だから最初、手が止まります。

この記事では、最初の10分の過ごし方だけをお伝えします。

0〜2分:あいさつしてみる

本気です。まずこう打ってみてください。

そのまま打つ「はじめまして。AIを使うのは初めてです。やさしい言葉で、短く答えてください。」

返事が返ってきます。それだけです。でもこれで、「何か特別な操作が要るわけではない」ことが分かります。ここが第一の壁でした。

2〜4分:今日いちばん困っていることを言う

整理しないでください。思いついたまま、話し言葉で構いません。

「今日の夕飯を何にするか決まりません。冷蔵庫に卵とキャベツがあります。」
「明日、久しぶりに会う友人と食事をします。何を話せばいいか不安です。」
「書類の書き方が分かりません。写真を見せてもいいですか。」

どれも、人に聞くには少し気が引ける内容です。その「気が引ける」がなくなるのが、AIのいちばんの利点だと私たちは考えています。

4〜6分:「もっとやさしく」と言ってみる

返ってきた答えが難しかったら、遠慮なくこう返してください。

何度でも言い直してくれます。ここで「言い直させていい相手だ」と分かるのが大事です。人間相手なら3回目で気まずくなりますが、AIは何度でも同じ調子です。

6〜8分:わざと無茶を言ってみる

これはぜひやってみてください。

そのまま打つ「今日の夕方、東京駅の3番ホームに何人いますか。」

AIは知らないはずです。ここでどう答えるかを見てください。「分かりません」と言うか、それらしい数字を作るか。

これが、AIとの付き合い方でいちばん大事な体験です。AIは知らないことでも、知っているような顔で答えることがあります。早いうちに一度、それを見ておいてください。

8〜10分:明日また使う理由を1つ作る

最後に、続けるための仕掛けを1つ。

そのまま打つ「私が明日もあなたを使うとしたら、どんな場面が考えられますか。私の生活について、いくつか質問してから提案してください。」

AIのほうから質問が返ってきます。答えていくうちに、自分でも思いつかなかった使い道が出てきます。これがいちばん確実な入口です。

覚えなくていいこと

最初に覚える必要のないものを挙げておきます。ここで時間を使わないでください。

どれも、使い慣れてから考えれば十分です。最初の10分の目的は、こわくないと分かることだけです。

まとめ

  1. あいさつする
  2. 今日困っていることを、話し言葉で言う
  3. 「もっとやさしく」と言い直させる
  4. わざと知らないことを聞いて、間違え方を見ておく
  5. 明日使う理由を、AI自身に考えてもらう

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