AI活用アイデア

シニアのAI活用アイデア10選
【暮らしの実例と例文】

「AIが便利らしいのは分かるけれど、自分の暮らしのどこで使うのか、いまひとつ想像がつかない」

よく聞くお声です。AIは「すごい技術」として説明されがちですが、シニアの方にとっての値打ちは、もっと素朴なところにあります。

困ったときに、遠慮なく、何度でも聞ける相手ができる。——ただそれだけです。でも、それがけっこう大きいのです。

ここでは、実際に使われている場面を10個、そのまま口に出せる例文つきでご紹介します。気になったものから、ひとつ試してみてください。

1. 旅行の計画を立ててもらう

そのまま使える例文「来月の平日に夫婦で草津温泉に2泊したいです。二人とも70代で長い距離は歩けません。坂道や階段の少ない回り方で、2泊3日の予定を立ててください」

行き先の順番、移動時間、休憩どころまで、まとめて提案してくれます。「もう少しゆっくりに」「雨の日の代わりの案も」と、何度でも直してもらえるのが良いところです。

くわしくは AIに旅行プランを立ててもらう方法 をどうぞ。

2. お孫さんへの手紙を書く

そのまま使える例文「孫が小学校に入学します。お祝いの手紙を書きたいのですが、何と書けばいいでしょうか。私は祖父で、孫は男の子です」

伝えたい気持ちを話すだけで、文章の形にしてくれます。そのまま使うのではなく、ご自分の言葉に直して仕上げると、心のこもった手紙になります。

3. 役所からの通知を読み解く

そのまま使える例文「役所から届いた通知に『後期高齢者医療制度』と書いてあります。これはどういう制度か、やさしい言葉で教えてください」

むずかしい行政の言葉を、日常の言葉に言い直してくれます。通知を写真に撮って見せて「これは何ですか」と聞くこともできます。ただし手続きの期限や金額は、必ず役所に確認してください。

4. 今日の献立を決める

そのまま使える例文「冷蔵庫に大根と鶏肉と卵があります。二人分の夕飯のおかずを、塩分ひかえめで教えてください」

材料から献立と作り方を教えてくれます。「もっとやわらかいものを」「30分以内でできるものを」といった注文にも応えます。同じ材料で何度でも別の案を出せます。

5. 怪しいメールやハガキを確かめる

そのまま使える例文「こんなメールが届きました。本物かどうか一緒に考えてください(メールの文面を貼りつける)」

詐欺の手口かどうかを一緒に確かめられます。あわてて電話をかけてしまう前の「ひと呼吸」が作れるのが、いちばんの価値です。

くわしくは 高齢者を狙う詐欺メールの見分け方5つ をどうぞ。

6. 健康について調べる

そのまま使える例文「来週、膝の痛みで整形外科に行きます。先生に聞いておくべきことを5つ、メモの形で作ってください」

病院で聞きそびれたことの確認や、診察前の質問の整理に向いています。ただし病名や受診の判断をAIにさせてはいけません

かならず AIに健康のことを聞いてもいい? をお読みください。

7. 写真を整理する・説明をつけてもらう

そのまま使える例文「この写真に、家族に送るための短い一言を添えてください」

撮りっぱなしの写真も、一言添えるだけで立派なお便りになります。「去年の秋の写真を探して」といった探しものにも使えます。

8. 外国語を読む・話す

そのまま使える例文「この英語のメニューを日本語にしてください(写真を見せる)」

スカイツリーのお膝元では、外国の方に道を尋ねられることもあります。話しかけるだけでその場で通訳してくれるので、身振り手振りより確実です。

9. 趣味を深める

そのまま使える例文「俳句を作りました。『秋風や〜』…もっと良くする案を3つ出してください。理由も教えて」

俳句の推敲、園芸の相談、囲碁の定石の説明、家系図づくり——AIは何度聞いても飽きません。付き合ってくれる相手がいるのが、趣味を続けるコツです。

10. ひとりの時間の話し相手になってもらう

そのまま使える例文「今日あったことを聞いてください。散歩の途中で猫に会いました」

たわいのない話でも、ちゃんと受け止めて返してくれます。人の代わりにはなりませんが、言葉にして口に出すこと自体が気持ちの整理になります。

使う前に、これだけは

2つの約束 ① AIは堂々と間違えます。「たぶん違いますが」とは言ってくれません。お店の名前、営業時間、制度の期限、健康や薬のこと——大事なことは必ず自分で確かめてください

② 個人情報は書かない。お名前、住所、生年月日、口座番号、暗証番号、保険証番号。これらはAIとの会話に書き込まないでください。「70代の女性」程度の書き方で十分です。

この2つさえ守れば、AIは安心して使える道具です。当教室の講座では、便利な使い方と同じくらい、この「信じすぎない線引き」に時間をかけてお伝えしています。

まずはどれから?

迷ったら、「今日の献立」から始めるのがおすすめです。失敗しても困りませんし、答えが正しいかどうかもすぐ分かります。AIとの距離感をつかむのにちょうどいい練習になります。

慣れてきたら、旅行の計画や手紙の下書きへ。使えば使うほど、聞き方が上手になっていきます。

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